【うつ病】やる気が出ない=甘えはウソ?新型うつ病の状態
誰にでもやる気がでないことは一時的にはありますよね。しかしやる気がない状態が長期的に続くことは問題です。
しかしそれは自分への甘えなのでしょうか?それともうつ病なのでしょうか?自分のへの甘えとうつ病は全く別物です。
うつ病は予備軍が何百万にともいわれている現代病です。単なる甘えなのか、それともうつ病なのかの判断の基準を記載しています。やる気がない状態が続いている方はどうぞ参考にしてみてください。
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どうしてもやる気が出ない
普段の生活のなかで、どうしてもやる気が出ないときって、ありますよね。
たとえば、「学校やアルバイトに行きたくない。」「出勤しても目の前の仕事にやる気が出ない状態。逃げ出したい。」「朝起きたとき、仕事にいくのがつらくて行きたくない。」
「本当は勉強しないといけないのに、どうしてもやる気が出ない。結局やらずに一日終わったりする。」
「日曜日の夜、明日からのことを考えると、ゆううつになる。できることなら逃げ出したい。」
「できることなら怠けたい。全てが面倒くさく感じてしまって、ずっとただ寝ていたい。」
などなど。
このような状態って他人の目からはうつ病ではなく、甘えている状態だとうつることがあります。しかし、このような状態の中には、甘えでも怠惰でもなく、うつ病による症状のものがあります。
他人に理解されずに苦しむこともありますので、これらの症状、状態をしっかり判断することが大切です。まじめなひと、責任感が強いひと、何でも一生懸命頑張るひとがうつ病になりやすいです。
うつ病だとわかったら、頑張ろうとせず、無理することはやめましょう。また、必要ならばその対処法を学んで少しずつ実行していきましょう。
やる気が出ないうつ病の判別方法
うつ病なのかそうでないのか、下記にあてはまるところがあるかどうか、チェックしてみてください。
- うつ病のような状態を自分で認識できる。または、他人にそのように言われる。
- 不眠症である。または、睡眠時間が多すぎる。
- いつも通りの食生活をしているのに、急激に体重が減ってきている。
- 体がだるい。または、疲労感がとれない。
- 心配事がつぎつぎに増えてしまう。または、いつも不安を感じている。
- 仕事や勉強をしているとき、集中できない。
- 自分に自身が持てない。価値がないと考えたことがある。
- 自殺したいと思うことがある。
あてはまる数が多いほど、甘えでなく、うつ病の可能性が高いです。やる気が出ない=うつ病の状態です。
やる気が出ないうつ病の対処法
自分はうつ病だということを認める
うつ病の判別方法で自分があてはまるところがある場合、怠けたいと思ったり、逃げ出したいと思ったり、何にもやる気が出ない状態で無気力、ただ寝ていたいと思っているのは、甘えている状態ではありません。
これらの感情が芽生えるのは甘えているのではなく、うつ病の状態にあることを自分で認めましょう。
自分自身でうつ病であることを認識することが、うつ病の治療の最初の一歩になります。
思いきって怠ける
うつ病のひとには、まじめなひとが多いです。怠惰、怠けるということよりも、意識が高かったり、責任感が強くて、頑張ってしまいがちなところがあります。
ですが、自分がうつ病だと認識したからには、思いきって面倒なことは全部放りなげたり、思いきって怠けてみましょう。
楽になることが大切です。自分が楽になることを第一に考えて、自分を大切にしてください。どうしても責任感が邪魔して難しい場合は、治療だとわりきって、やってみてください。
結局のところ、早く治療してしまったほうがその後のパフォーマンスは上がりますし、治療を続ければ、うつ病は治ります。
治ってしまって、その後は勝手にやる気が沸いてきて、元気に戻っているひとも沢山います。
まずは、よく睡眠をとり、疲れきったメンタルを休ませることを第一にしてみてください。
朝起きたら、太陽を見る
朝、起床したときにカーテンをあけ、太陽に照らされ、日光の光を十分に浴びましょう。
朝の日光浴で重要なのは体内時計のリセット効果があることです。これを行うことで、夜の睡眠の質がぐんと上がりますので、それだけでもお得です。
不眠症の方などにも効果がありますので試してみてください。
また、うつ病の治療にも効果があるとされているビタミンDは日光の光を浴びることで作られます。これらのメリットもあるので、朝起きたら日光を浴びるようにしましょう。
運動する習慣をつける
うつ病の対策にウォーキングやストレッチなど運動は効果があります。他にも、水泳や筋トレ、スポーツなどのアクティブなものでもかまいません。
生活習慣のなかに運動を適度に取り入れることで、セロトニンなどの物質を作り出し、それがポジティブな感情を作り出してくれます。
運動はうつ病の予防としても大変効果がある対策です。
食生活を改善する
脳が幸せを感じるのには、セロトニンと呼ばれる物質がキーとなります。
体内で生成しているセロトニンが減ってしまうことはよくないのですが、セロトニンを作るには、材料のタンパク質をはじめ、ビタミン、ミネラルなどをしっかり食事で摂取する必要があります。
コンビニ食やインスタント食ばかりはよくないです。栄養のバランスを考えた食生活を送りましょう。
重度のうつ病の対処法
重度の場合は、自分でなんとかしようとしない方が懸命です。
自分で頑張ろうとしたりすることが、うつ病を悪化させる可能性があるので、治すこと自体も他人に任せてしまったほうがいいです。
また、重度のうつ病は正常な判断できない状態とされていますので、自分で判断せず、無理にうつ病にあらがおうともしないで、迷わず病院で医師の指示にしたがうほうがいいでしょう。
まとめ
やる気が出ない=甘えとは限らない、最新のうつ病状態の事例とその対処法をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
いままでやる気が出ないことが、甘えていると思っていたり、他人から甘えていると思われていた方に、少しでも救いとなれば幸いです。うつ病は頑張ってしまいがちな方に多い症状です。
やる気が出ない状態がいつまでも続くと思っている方がいらっしゃいますが、いつまでもこのような状態ということはありません。個々の状態に合わせた量の十分な休息を取ることで、元気な状態に戻ることができます。
やる気が出ない、うつ病かも?と思ったら、甘えているなど思わず、まず周りのことは気にせず、思いのままに休息をとるなり、怠惰に過ごしてみたりしてみてください。